フィレンツェから列車の旅 3泊4日 

(1)プロローグ&1日目

(2)2日目 ベラッジオ

(3)3日目 ミラノ

(4)4日目 パルマ

(4) 4日目 パルマ(Parma)

最終日はパルマ(Parma)へ寄ってからフィレンツェへ帰ることにした。パルマは現在、サッカーの中田選手がセリエAに属するパルマチームに在籍している事で有名なのと、生ハム(Prosciutto crudo)、パルミジャーノチーズ(Parmigiano)で有名である。そして、イタリア通の方に、町もなかなかきれいだから行ってみるべきという事を聞いていて、楽しみに出発した。ミラノからパルマまで、インターシティ(IC)で1時間10分。10時頃に到着した。まず、荷物を駅へ預けようと思いホームにコインロッカーがあるのを発見し見に行くと、英語圏の人がロッカーをながめてため息をついていた。どうやって使うのか、説明を読もうとすると”Pieno(満杯)”と表示されているではないか。そして、その英語圏の女性が立っている方のロッカーを見ようと思ったら、その女性が”一杯みたいよ。”と言うではないか。あ〜ため息をついている理由がわかった。どうしよう!こんな荷物を持って町を観光するのはちょっと大変だ!と思い、駅員に他に預かってくれる所はないか尋ねると、なんと”テロ対策で、ロッカーは使用できなくしている。だから、他に荷物を預ける所もないよ。”という事だった。え〜!!!テロ対策だと言われればしょうがないとは思うけれど・・・仕方がない。荷物を持ってバスに乗り、まずはドゥオモを目指す。乗る前に、ドゥオモへ行くバスはどれかと尋ねてから10番のバスに乗ったのに、あれれなんだか走ってる方向が違ってきた。あわてて運転手に”チェントロ(中心地)へは行かないの?”と尋ねると、”ここだって、ずっとチェントロだよ。””ドゥオモへ行きたいんだけれど”、”じゃあ、ここで降りて反対側のバスに乗りな。”どうやら、乗り換えるしかなかったようだ。反対側のバスに乗り、ちょっと引き返してそこから大通りの商店街をのぞきながら荷物をガラガラと引きながら歩くこと5分、中心地へでたようだ。そこは、ピロッタ宮の入り口(Strada alla Pilotta)だった。


ピロッタ宮
(Palazzo della Pilotta)


ピロッタ宮斜向かい

 ピロッタ宮前でビデオ撮影をする我がママ


カヴール通り

ピロッタ宮の時計台の下をくぐり抜けると、パーチェ広場(Piazza della Pace)に出た。まずは、ドゥオモへ行ってみよう、ということになってブティックなどのウィンドーショッピングをしながら、荷物をガラガラ、ブラブラ歩いた。そして、なんだか風格のある教会を見て、これがドゥオモなんじゃない?と入ってみた。小さいが、りっぱな教会だった。出てきて、ドゥオモにしては小さいよね、違うみたい。よくよく地図を見ると、どうもこれは、マドンナ・デッラ・ステッカータ(Madonna della Steccata)のようだ。ウィンドーショッピングしてたら、ちょっと歩く方向を間違えた見たい。そして、そこからおしゃれな通りのカヴール通り(Via Cavour)に出た。本当に素敵な通りだ。突き当たりまで歩くと、インフォメーション・センターがあった。そこで地図などを調達し、隣にサン・パウロ邸とブラッティーニ城(Castello dei Burattini)があり、その間の大きな緑の木が茂った細道にベンチがあったので、しばし休憩。その細道の奥には庭園らしきものが見えた。そこは、サン・パウロ庭園だった。


カヴール通りより
突き当たりに見えるのが
洗礼堂とドゥオモの鐘楼

さあ、ドゥオモを見てそれからお昼かしら。生ハム、生ハム!さてそれは、おいておいてカヴール通りをちょっと引き返し、ドゥオモ通り(Strada al Duomo)へ。あっ見えた!洗礼堂(Battistero)。きれいな薄ピンク色の大理石でできた八角形の建物。そして、ドゥオモへやっと到着。このドゥオモは、ロマネスク様式とゴシック様式が混ざった建築物だそうだ。堂内の天井にはみごとな『聖母被昇天』のフレスコ画が描かれている、だそうだが、ななんと我々は洗礼堂にもドゥオモにも入ることができなかった。なぜ?って、ドゥオモの横に小さな売店があり、絵葉書を買ったり小物の土産物を見たりしている内に、なんとお昼になって閉まってしまったのだ。なんともおはずかしいお話で、絵葉書なんか見るより先にドゥオモに入るべきだった・・・が後の祭り。次ぎに開くのは、15時だ。あ〜しまった!生ハムやチーズを買うお店もきっと閉まってて夕方まで開かないよ!トホホ、大失敗!なんだか、いっきに疲れがでてきた。とにかく、お昼にしようよ。どこにする?といってみたが、また探し回る元気はちょっとなかった。カヴール通りの辺りで決めよう。とそこで入ったのは、”カフェ&軽食”といった感じの店だった。ホワン、ホワン、ホワン〜。生ハムを食べる夢も消えた。と思ったが、そこはさすがパルマ、いやイタリア。しっかりメニューに”生ハム&サラミの盛り合わせ”があった。それと、ワイン、ラザニヤなどを注文した。これが、結構おいしかった。生ハムもおいしい、やっぱり買って帰らなきゃ!と言いながらお昼のひとときを過ごした。


ドゥオモと鐘楼


洗礼堂とドゥオモの鐘楼
間に小さく見えるのは
サン・ジョバンニ・エヴァンゲリスタ教会の鐘楼

15時まで待ってドゥオモ、洗礼堂へ入って駅へ直行するか、それともバスに乗ってる時に見えたおいしそうなハム&チーズ屋さんへ行ってみるか。ドゥオモと洗礼堂は、絵葉書買ったからいいね、と意見一致で食通(ただ単に食い意地のはった)の我々はハム&チーズ屋さんへ行くことにした。ガラガラとまた荷物を引きながら、かなり歩いたよね、まだだっけ?でも、なんだか嫌な予感。だってまだ道路ぎわの商店みんな閉まってる。案の定、やっと着いたお店もまだシャッターが半分閉まってた。もうすぐ開くかな〜・・・。開くかな〜・・・。開かない。ダメだ!駅にもどらなきゃ、帰りの電車に遅れちゃう。お店の前がバス停だったから時間ギリギリまで待ったけれど、だめだった。パルマからフィレンツェまで電車で約2時間。また機会があったら、あのお店に行ってみよう。

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