フィレンツェから列車の旅 3泊4日 

(1)プロローグ&1日目

(2)2日目 ベラッジオ

(3)3日目 ミラノ

(4)4日目 パルマ

(1) プロローグ&1日目

またまた我がママがイタリアへ登場!今回は、チュニジア・マルタ島などへの観光旅行後、ローマ経由でフィレンツェへやって来た。チュニジアは10月といっても、まだまだ暑かったそうで食べ物もいまひとつとか。ちょっと胃腸の調子をくずしたらしい。我が家では、しきりに”日本食が食べたい、ラーメンが食べたい”であった。フィレンツェに着いて、翌日は一日ゆっくりと、と言っても朝からあちらこちらへ出かけた様子。10時頃家へやって来ると言ってたのに・・・。

さて今回は、コモ湖とパルマへ行きたいということだったので。フィレンツェ(Firenze)からコモ湖(Lago di Como)2泊、ミラノ(Milano)1泊、パルマ(Parma)経由でフィレンツェへ戻る予定とした。

コモ湖は、シルクと夏になるとヨーロッパの貴族や芸術家たちが訪れることで有名である。湖畔にはすばらしい別荘がたくさん並んでいて、お金持ちがこのコモ湖畔で夏をゆっくり過ごすらしい。イタリア人の友人に10月にコモ湖へ行く、と言うと”なぜこの時季に?”行ってみたいたから。”ふ〜ん・・・”とちょっと冷ややか。日本だったら何処へどの時季に行くって言ったって、そんなに冷ややかな質問はしないわよね。
1日目はコモの街を見て、2日目は遊覧船にでも乗って別の町へ。そして、3日目ミラノへ。ミラノは1997年秋、母とイタリアへグループ旅行した時に来たのだけれど、「最後の晩餐」を見るために朝早くから寒い中、サンタ・マリア・デッレ・グラッツェ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)の入口に行列したのとヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele )を通ったことぐらいしか記憶になくて、ドゥオモのファサードを見た???見たらしいのだが。4日目、パルマへ寄っておいしい生ハム(Prociutto Crudo)とパルメザンチーズ(Parmigiano)を買うことにした。
今回は、予定通りに事を運ぶべくホテル・電車とも予約した。


"Le Sette Porte"
Via A.Diaz, 52/A
TEL/FAX : +39-031.267939

さてさて、ミラノ経由でコモ湖へ出発。フィレンツェ発10:13のユーロスターがなんと30分以上も遅れて発車。この時点で、もう次の乗り換え電車(ミラノ-コモ)は間に合わないことが確定した。ミラノで20分の乗り換え時間があるはずだったのだが。まあ、こんなことはイタリアでは当たり前と諦めるしかなかった。ミラノまで2時間50分ほど。遅れたせいもあって、ミラノ到着時にはお腹も減っていた。でも、まずは、次の電車に乗るために、座席の払い戻しのできる所を探した。日本なら切符売り場でしてくれるだろうが、イタリアではダメだった。払い戻し窓口(Rimborsa)へ行ってユーロスターが遅れたから乗り継ぎできなかったことを告げ、座席指定料を払い戻ししてもらった。でも、次の電車の座席指定はできないんだそうだ。次の電車はインターシティだったのだが、発車5時間前までしか座席指定は受け付けないそうだ。え〜っ!空いてなかったらどうしよう。ユーロスターが遅れたせいで乗り継げなかったのに・・・。
まあ、次の電車の発車まで25分しかないから、とにかく何か食べようとバール(Bar)でカプチーノとブリオッシュをとった。
ミラノからコモまでは、約40分だから座れなくてもたいしたことはないか。でも、運良く席はあった。予定より1時間30分ほど遅れてコモ到着。
駅から車で5分弱、コモ湖畔のホテル(Hotel Metropole Suisse Como)へチェックイン。中心地のカヴール広場(Piazza Cavour)にあり、船着き場のすぐそばで、まあまあのホテルだった。ちょっと休憩して、ホテルの横のインフォメーションセンターへ寄って、地図と船の時間表をもらって、小高いブルナーテ山(Brunate)からコモ湖を眺めることにした。

ブルナーテへは、コモ湖畔のガスペリ広場(Piazza de Gasperi)からフニコラーレ(登山電車:Funicolare)に乗って上がる。平日の日中は、15分間隔で運行している。ブルナーテには、ボルタ電池のボルタ氏碑、パロッキアーレ教会(Chiesa Parrocchiale)、そして素敵な別荘があった。あいにく、湖は霧のように曇っていてはっきりは見えなかった。しばらくブルナーテを散策し、下りてコモ湖畔を散歩した。とてもロマンチックな湖畔の散歩道があり、大きな松の木の下でベンチに座って夕陽を眺める。その後、湖畔のバールでビールを片手に静かな夕暮れを満喫した。
さあ、夕食はどこでしよう。ちょっとコモの中心地を歩いて、おいしそうなレストランの見当をつけることにした。街には、小さいながらもお洒落なブティックなどが沢山あった。今日は疲れているから散策はこれくらいにして、夕食はどこで?ここは?あそこは?いくつか様子をうかがったが、我がママがホテルから歩いて5分とかからない所にちょっと雰囲気のよさそうなレストランを発見!まだ、時間が少し早かったので、一度ホテルにひきあげて再度出直すことにした。平日だし、予約もいらないだろうと思いつつ・・・。
8時頃に、ホテルを出て先程見つけておいたレストランへ直行。名前は”レ・セッテ・ポルテ”。あれれ・・・!ドアが閉まっているではないか?予約の人しか入れないの?どうなってるの?っとそこへ、ドア付近へカメリエレ(ウェイター)がやって来た。外から手を振って合図すると開けてくれた。予約してないけれど、2人席ありますか?若いカメリエレが”叔父さん!予約してない人が来たけど、今日はいっぱい?”叔父さんの所でバイトをしているようだ。なんとか1テーブル開いていた。よかった。よほど人気のあるレストランらしい。雰囲気は、申し分ない。カメリエレたちも、てきぱきしていて愛想も良く気持ちがいい。お味は?バッチグー!!!我がママなかなか感がよかったね。
明日は、船に乗ってベラッジョ(Bellagio)へ行きましょう。

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